これはがっかり

もともと子宮筋腫の食事療法を探していた私は、このDVDの「チャプター5 日常生活での注意点」にも少々期待していたのですが、裏切られました。

まあ、もともと中医学、漢方、経絡学の先生なので西洋医学や栄養学の話に期待する方に無理があったかもしれません。

子宮筋腫の食事療法1

ネタバレしてしまうと、食生活についての注意点について、先生は、

「エストロゲンを摂取しないようにしましょう。具体的には大豆製品、豆乳や豆腐をなるべく食べないようにしましょう」

と実にあっさりとおっしゃっています。

えっ それだけ? というのが正直な感想です。

しかも、違っとるし!

正しくは、

・女性が体内で作るホルモンであるエストロゲンが子宮筋腫を大きくさせる
・よってこのエストロゲンの分泌量を調整することが子宮筋腫改善にとって大切
・それには、このDVDで教えるツボの指圧とお灸が効果がありますよ
・大豆製品である豆乳や豆腐にはエストロゲンと同じ働きをする物質が含まれている
・それは大豆イソフラボンという物質
・なので、大豆製品はなるべく摂取しないようにしましょう

ということではないでしょうか。

ねっ 中村先生。

子宮筋腫の食事療法

これだけでこの話を終わらせては申し訳ないので、こちらではDVD購入後に私がネットや文献から見つけ、実践している(もちろん妻が)食事療法について書いておきます。

ポイントは2つ。

1.エストロゲンの生成を抑える食事

1.エストロゲンの働きを抑える食事


そして、実践してもらっているのは以下のこと。

1.コレステロールを多く含む食品をあまり摂取しない

2.大豆イソフラボンを含む食品は積極的に食べる

えっ!2番って先生の言ってることと違うじゃん!という方のためにちょっと解説いたします。

コレステロールを多く含む食品をあまり摂取しない

これは、女性ホルモンのエストロゲンという物質は何から作られるの?という話ですね。

様々な文献に出ていますが、

『ステロイドホルモンはコレステロールより生成される脂溶性ホルモンであり,生命や種族の維持に必須のホルモンである。ヒトではグルココルチコイド,ミネラロコルチコイド,エストロゲン,プロゲステロン,アンドロゲンの5種類に大別される。』

とあります。

単純に原料であるコレステロールを多く含む食品を食べなければ、エストロゲンが生成されにくくなるかという疑問もあります。

しかし、うちのカミさんは健康診断で総コレステロール値も高かったので一石二鳥になるのでは、というところを狙ってコレステロールの多い食品をなるべく食べないようにしています。

子宮筋腫の食事療法2

具体的にコレステロール値の高い食品とは、

・卵
・アンキモ
・すじこ、キャビア、いくら、たらこ
・いか
・豚レバー、牛レバー、豚・牛内臓
・ウナギのかば焼き

などです。

逆に血中のコレステロール値が低くなり過ぎると、細胞膜や血管が弱くなったり免疫力が低下する等の弊害が出たり、脳出血を起こしやすくなる事も知られています。

ということで、うちでは魚卵系パスタや卵料理、臓物系焼き肉(私と息子の分だけは確保)を減らした食事をとっています。コレステロールは上記以外の魚類、肉類、乳製品などにも含まれているので足りなくなりすぎることはないはずです。

大豆イソフラボンを含む食品は積極的に食べる

これに関しては見解の相違ですね。

一般的には、中村先生のおっしゃる通りかもしれません。

しかし、私の中にはちょっと天邪鬼が入っているので、違った考えをここに書いておきます。

ホルモンは大別するとステロイドホルモンとタンパク質で出来たホルモンに分かれますが、女性ホルモンのエストロゲンはステロイドホルモンにあたります。

ステロイドホルモンは分子量の小さい脂質であり、同じ脂質でできた細胞膜を容易に通過して細胞内に入り、エストロゲンとしての働きを発揮します。

形の似ている大豆イソフラボンも同様に細胞内に入り、エストロゲンとしての働きを発揮します。

(最新の研究では腸内細菌によってイソフラボンがエクオールという物質に変化し、これがエストロゲン様の働きをするという研究成果がでています)

競合する同じ働きをする2種類の物質があり、その働きが強ければ子宮筋腫が大きくなる!と言う場合、働きが弱いほうの物質をたくさん摂り込めば子宮筋腫が大きくなるのを少しは抑えることができるのでは、と思いませんか?

イソフラボン研究20年のニチモウバイオテックスのHPによると、イソフラボンのホルモンとしての働きの強さは、エストロゲンの1000分の1~10,000分の1だそうです。

だったら、大豆イソフラボンを含む食品をどんどん食べて、エストロゲンが細胞の中に入るのを邪魔しちゃえ!と言うのが私のあくまで個人的な考えです。

ということで、うちではカミさんは牛乳の代わりに豆乳を飲んでもらい、夏は冷奴、冬は湯豆腐(みそ汁は毎日、納豆は随時)がおかずに追加されます。


もちろん、上記2つの食事療法はうちのカミさんのように閉経が近い年齢の方(妊娠の予定のない方)向けの話であり、あなたが若い女性、妊活中の女性であるならばエストロゲンの女性ホルモンとしての働きとの兼ね合いもあるのでこの食事療法をおすすめはいたしません。

ご参考までに。


  妊活中の女性におすすめする方法はこちら